「この世界の片隅に」病院で一瞬だけ流れたジャズの曲はなんて曲なの!?

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のん(能年玲奈)が主人公・浦野すずの声を務めたアニメーション映画「この世界の片隅に」をご紹介します。監督は「マイマイ新子と千年の魔法」の片渕須直。

この世界の片隅に出典:http://usnk.hateblo.jp/entry/2016/11/19/214858

「この世界の片隅に」のあらすじ

時は昭和19年、広島市江波。絵を描くことが何より好きだった浦野すずは、江波から少し離れた呉市に18歳で嫁ぐことに。次第に激しさを増す戦争によって食料や日用品も手に入らなくなっていくが、すずは持ち前の明るさで家族とともに精一杯生きていく。

浦野すずはこんな女の子

すずはマイペースなのんびり屋さんで、小さい頃に『人さらい』と呼ばれるお化けと遭遇したり、『座敷童』にスイカをあげたりする不思議な女の子。北条家に嫁いでからも嫁ぎ先の住所を忘れるなど天然な一面を見せてくれます。

映画が始まり、すず(のん)が喋り始めたときに凄い衝撃を受けると思います。すずとのんがシンクロしているような不思議な感覚に襲われるのです。きっとこの感覚は映画を見た人なら分かるはず……!

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主題歌と挿入歌を歌うのはコトリンゴ

映画のオープニングとしてコトリンゴが歌うザ・フォーク・クルセダーズの『悲しくてやりきれない』が流れるのですが、これから起こる悲しい出来事を温かな希望で包み込むような歌で、ファンタジックな映像とマッチしているのです。この時点で私は心を掴まれてしまいました。

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病院で一瞬だけ流れるあの名曲は!?

すずが義父の入院している病院にお見舞いに訪れた際、入院患者たちがこっそり蓄音機で聴いているノリノリな曲。その正体は『ムーンライト・セレナーデ』という曲です。『ムーンライト・セレナーデ』はグレン・ミラー作曲のスウィングジャズの名曲なのですが、歌詞がすずと旦那の周作にリンクしているのがポイントです。

大人の事情によりここに歌詞を載せられないのですが、軍の命令で3か月ほど家を出ることになった周作を待つすずの気持ちを表しているのです。興味を持った方はぜひ『ムーンライト・セレナーデ』を聴いてみてください。映画「スウィングガールズ」でも演奏されていた名曲ですよ。

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すずの日常にフォーカスした明るく前向きな映画

広島が舞台の戦争映画と聞くと悲惨で悲しいイメージをしてしまいますが、「この世界の片隅に」はすずの日常にフォーカスした明るく前向きな映画なので、あまり気負うことなく見ることができるのではないでしょうか。ラストはすずと周作らしい心温まる終わり方でとても幸福な気持ちで映画館を後にすることができます。

上映開始当初は全63館という小規模なスタートでありながら、SNS等で話題になり、累計でおよそ180館での上映が決定しました。さらには海外での上映も次々と決まっているそうです。素晴らしい作品なのでこれからもっとたくさんの人に鑑賞していただきたいですね。

映画みちゃお!の映画情報

題名 この世界の片隅に
ジャンル 戦争
監督 片渕須直
出演 のん
細谷佳正
制作年度 2016年
本編時間 126分
製作国 日本

ライター:elly