ディズニー・アニメの記録を塗り替えた大ヒット作「アラジン」

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ロビン・ウィリアムズが変幻自在の声で魔人に

 ディズニー・アニメの第二黄金期となる1992年に制作され、前作の「美女と野獣」を上回る興行収入を上げた「アラジン」。民話「アラビアンナイト」の「アラジンと魔法のランプ」を元にしたストーリーで、名優ロビン・ウィリアムズが魔人ジーニー役で、初めて声優にチャレンジしている。

Aladdin_3出典:http://ure.pia.co.jp/articles/-/47091

 2014年に63歳で亡くなったロビン・ウィリアムズは、実写版「ポパイ」(’80)で映画デビューし、コメディからシリアスな演技まで幅広い芸風で映画界から引っ張りだこであった。90年代前半は「フック」(’91)「トイズ」(’92)「ミセス・ダウト」(’93)「ジュマンジ」(’95)などと、コメディ要素の強い作品に出演している。その頃に彼が初めて声優として挑んだのが魔人ジーニー役だった。人間や動物、何にでも姿を変えられるアニメのジーニーに対し、声だけのウィリアムズは変幻自在のキャラに合わせその声を魔法のように変えたのである。日本語吹替版では山寺宏一がジーニーを演じ、ウィリアムズに負けず劣らずの七変化を披露している。ウィリアムズのアドリブでハイテンションに演じられたジーニー、この役作りがなければ、ここまで映画はヒットしなかったであろう。

Aladdin_1出典:http://ciatr.jp/topics/121083

自分の未来は自分で切り拓く

 魔人ジーニーに願いごとを叶えてもらい王女ジャスミンと結婚しようと画策する気まま暮らしのアラジンだったが、王の側近であるジャファーに邪魔される。魔法ではなく自分の力でジャファーを倒しめでたくジャスミンと結婚するアラジン。いつしか固い友情で結ばれたジーニーはそれを見届け去っていく。
 「リトル・マーメイド」(’89)以降のディズニー・アニメは、主人公が苦境に立たされながらも、自らの力で立ち向かっていく様が描かれることが多い。本作では珍しくアラジンという男性がメイン(真の主人公はジーニーであろう)で、さらに少年ではなく青年なのも特徴的である。少年の成長譚ではなく、青年の自分探しが主題と言えるのでは。ヒロインのジャスミンも王女でありながら、自分に正直に生きようとする行動的な女性として描かれるが、あくまで今回は脇役である。
 ちなみにアラジンの最初の吹替声優は羽賀研二である。

Aladdin_2出典:http://ure.pia.co.jp/articles/-/47091

ピノキオがゲスト出演

 ジーニーが変身するキャラの中に「ピノキオ」がいるのは有名な話だが、ほかのシーンには「美女と野獣」の野獣や「リトル・マーメイド」のセバスチャン、そしてミッキーも登場する。気付いてましたか?

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ライター:でっかーど