淡く切ないラブストーリー「建築学概論」で初恋の気持ちを思い出して

 - アジア映画

   

淡くもどかしい初恋を、繊細なまでに描き出した「建築学概論」。韓国で400万人以上も動員したといわれている大ヒット恋愛映画の人気の理由に迫ります。

「建築学概論」のあらすじは?

建築士のスンミン(オム・テウン)の会社に、突如ソヨン(ハン・ガイン)という女性が現れます。そして、あの時約束したように自分の家を設計してほしいと言うのです。全く身に覚えのなかったスンミンでしたが、彼女と話すうちに大学時代を思い出し始めます。

15年前、大学の建築学科に通っていたスンミン(イ・ジェフン)は、<建築学概論>の授業で音楽科に通うソヨン(スジ)と出会い、一目ぼれをします。恋に奥手のスンミンに対し、積極的なソヨンも少なからず彼に恋心を抱いているらしく、二人の間で友達以上恋人未満の関係が続きます。しかし、些細な誤解から二人は離れ、疎遠になっていくのです。

建築学概論出典:http://guwaguwa.com/archives/52097991.html

初恋って本当に甘酸っぱいですよね

誰しも、初恋には甘く切ない思いを抱いているという方もいるのではないでしょうか? この作品では、そんな初恋や青春時代の恋心を思い起こさせてくれるような甘酸っぱさが感じられるはずです。あのときの自分と重ねながら見てしまったという方も少なくないかもしれません。

大学生時代のスンミンとソヨンは、とても良い意味で若いのです。若いからこそできた恋や若いからこそ実らなかった想いなど、初恋ならではの淡い気持ちを感じられるストーリーです。大学生時代と大人になったパートでは、それぞれ演じている役者さんが異なりますが、どちらも年代に合った素晴らしい演技で、よくマッチしていると感じられます。この点も非常に評価が高い理由だと言えるでしょう。

建築学概論出典:http://blogs.yahoo.co.jp/shingenolza79/64920756.html

長い年月を経て再会を果たすのだが…

大学1年から15年の時を経て再会する二人ですが、すでにそれぞれ違う道を歩んでいます。初恋の相手との再会ともなると、当時の気持ちがよみがえるものです。ましてや、当時はあまりにも奥手で思いを伝えることができなかったとあれば、その気持ちが再燃してしまっても決して不思議なことはないでしょう。
しかし、この物語ではそんな気持ちだけに流されない所が、またもどかしくも切ない気持ちとなって表れているのです。このような細かな心理描写が、この映画にはいくつも込められているのです。

建築学概論出典:http://mini-theater.com/2013/05/17/%15/

多くを語らずに伝えるさまざまな演出

この映画では、さまざまな意味を含んだものが、言葉を通さずに伝えられるシーンがいくつもあります。とくに、ラストではそれぞれの思いがちゃんと伝わるような演出がされており、ここは必見のシーンだと言えるでしょう。

また物語の重要なアイテムとして登場するCDアルバムですが、実際にこのCDに収録されている曲が映画の中でも使用されています。この劇中で流れる挿入歌『記憶の習作』も切なすぎるほど、切ないです。とにかく甘酸っぱさが残るラブストーリーですが、ラストの展開に驚きつつも、なんだかすがすがしい気持ちでご覧いただけることと思います。未完成だった初恋が、どのように終着するのか、ぜひその目でご確認ください。

建築学概論の動画を見る

ライター:babble