「空気人形」のぺ・ドゥナ主演による、カンヌ国際映画祭出品作「私の少女」

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山下敦弘監督作「リンダ リンダ リンダ」、是枝裕和監督作「空気人形」などの日本映画や、ウォシャウスキー姉妹監督作「クラウドアトラス」、「ジュピター」などのハリウッド作品にも出演し国際派女優として活躍するぺ・ドゥナが主演を務めた重厚な人間ドラマ。物語の鍵を握る少女役で共演したのは、ウォンビン主演の「アジョシ」でも注目されたキム・セロン。監督は本作が長編デビューとなるチョン・ジュリで、製作総指揮には「オアシス」の監督イ・チャンドンが就いている。

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閉鎖的な田舎町で起こる事件

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海辺の村に赴任してきた婦人警官のヨンナム(ドゥナ)は、義父のヨンハと暮らす少女ドヒ(セロン)に出会う。ドヒはヨンハや祖母から日常的に虐待を受けていた。また、ヨンハは不法滞在の外国人労働者から搾取していた。波風を立てたくない閉鎖的な村はやっかいごとに目を瞑っていたが、ヨンナムが来てからは様々な事件が起き、軋轢が生じ始める。ヨンナムは自分に懐き始めたドヒを虐待から守るため、自宅に匿う。そんな中、ヨンナムの過去が明らかになり、ヨンハの訴えでヨンナムが児童虐待の疑いで逮捕される。

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社会問題に真摯に向き合う

韓国映画(テレビドラマ)と言えば、ラブコメや歴史大作のイメージが強いが、ときおり本作のような社会性をテーマにした佳作もある。特に本作は、正面からは取り上げにくい閉鎖性、差別、LGBT、虐待などを扱っており、決して見ていて楽しくなる映画ではない。ラストも賛否が分かれるかもしれない。しかし、社会問題から目を背けるのではなく、映画という形であれ問題提起しているところに注目すべきであろう。
カンヌ国際映画祭に出品され、韓国はもとより世界各地の映画祭で絶賛された問題作である。

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ライター:R4-D4