犯人の行方は?!「容疑者Xの献身」が見せる、天才同士の壮絶頭脳戦

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月9映画とは思えない本格派サスペンス

いわゆる月9枠のドラマというと、どちらかと言えば人気知名度優先で作られていて、味わい深さという観点とは少し遠いイメージがあるかもしれません。強烈なインパクトや斬新さによって、ひとつのドラマやその登場人物が、社会現象のレベルで人々に認知されたとしても、玄人筋のリアクションはどこか物足りない。偏見でものを見るのは良くないかもしれませんが、そういった印象が付きまとうのがこの枠の作品ではないでしょうか。

容疑者Xの献身

出典:http://inouegaku.com/devotion-of-suspectx

ですが、ここで紹介する月9ドラマの映画版、「容疑者Xの献身」ならそんな心配は無用です。東野圭吾の代表作を映画化した本作には、月9ならではの華々しいキャスティングや原作と言った要素はもちろんのこと、本格派のサスペンス映画として楽しめる要素が満載です。

殺人事件の真相を巡る天才同士の頭脳戦

容疑者Xの献身

出典:http://kawazakana.hatenablog.com/entry/2014/06/15/003222

物語は、とある殺人事件をめぐるサスペンス。母子家庭で二人暮らしの靖子と美里に執拗に付きまとう元夫の富樫を、二人は喧嘩の末に殺してしまいます。事件の後、自分たちへ下されるであろう処罰を恐れる二人でしたが、そこに現れたのが天才数学者の石神。彼の論理的なアドバイスによって、警察に対してもなんとかアリバイを証明することができた二人。

事件の調査を任された新人刑事の内海は、犯人が分からず途方に暮れてしまいます。そんな折に彼女が相談を持ち掛けたのが、石神と同級生の物理学者、湯川。当初は事件に興味を示さなかった湯川でしたが、事件の裏に石神の影があることを知り、事件の調査に協力的になっていきます。こうして、一人の殺人事件を巡った石神と湯川、二人の天才同士の戦いが火ぶたを切るのでした。

実力派揃いの面々が作る本格派映画

容疑者Xの献身

出典:http://inouegaku.com/devotion-of-suspectx

物語の主人公、湯川を演じるのが福山雅治。端正な容姿から来る圧倒的な女性人気はもちろんですが、本格派のシンガーソングライター、俳優として男性からも支持を集める大人物です。ドラマ『美女か野獣』、『ガリレオ』、映画「そして父になる」等、代表作を挙げればキリがありません。それ以外にも、松雪泰子、堤真一、柴咲コウ、リリー・フランキーなど、決して目新しさはないかもしれませんが、それぞれに華々しいキャリアを持つ実力派の俳優たちが脇を固めます。

そんな実力派揃いのキャストをまとめるのが、監督をつとめる西谷弘氏。『ラストクリスマス』や『白い巨塔』(2003)と言った往年の名作ドラマを演出した名監督です。そんな精鋭ぞろいの面々が作る本格派のサスペンス映画。映画好きから月9ファンまで、すべての方にオススメしたい名作です。

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ライタープロフィール

ハニー・バニー
ハニー・バニー
邦画も洋画も何でも見る雑食派の映画好きです。人気のある鉄板映画より、クセの強い意外性抜群の映画が好きです。投稿者名はタランティーノ映画、「パルプ・フィクション」の登場人物の引用。

ライター:ハニー・バニー