たったひとつのミスが完全犯罪を狂わせた…「死刑台のエレベーター」は愛が引き起こすクライムサスペンス

 - 邦画

   

推理小説や、ミステリーものの映画や漫画などによく出てくる完全犯罪。

密室での犯罪、犯人にしっかりとしたアリバイがある犯罪、事故に見せかけた犯罪…。

フィクションの完全犯罪は、一体どんなトリックがあるのか、ドキドキしながらストーリーを追っていく楽しみがあります。

そして、完全犯罪を実行した犯人が捕まるのか、捕まらないのか…?

これもまた、ドキドキする要素ですよね。

完全犯罪が思わぬ方向に…

「死刑台のエレベーター」は、完全犯罪が思わぬ方向に展開していく映画です。

死刑台のエレベーター出典:http://www.t-shirt-ya.com/itoup/2010/10/521.html

主人公は、医師の時籐隆彦。

彼は手都グループの会長夫人である芽衣子と愛人関係にあります。

歳の離れた夫との間は、すっかり愛情が冷めきっている芽衣子。

そんな芽衣子は、時籐に夫の殺害計画を持ちかけます。

しかも自殺に見せかけた殺害計画を…。

時籐はそれに同意し、芽衣子の夫である手都グループ会長を計画通りにビルの一室で殺害します。

あとはエレベーターに乗ってビルを去れば、完全犯罪は完結する、というところで時籐はエレベーターの中に閉じ込められてしまうのです。

そして完全犯罪は思わぬ人々を巻き込んで思わぬ方向へと展開していきます。

ヌーヴェルヴァーグの傑作をリメイク

「死刑台のエレベーター」というと、ルイ・マル監督の1958年公開のフランス映画を思い出す方も多いことでしょう。

死刑台のエレベーター出典:http://buta-neko.net/blog/archives/2011/04/sikeidai.html

今回の映画はそのリメイク版です。

1950年代後半から60年代半ばにかけて、フランスの映画界では、ヌーヴェルヴァーグと呼ばれる映画が台頭します。

商業主義の映画とは一線を画した、若くて自由な感性で作られた作品は映画の一時代を築きました。

「死刑台のエレベーター」はそんなヌーヴェルヴァーグの最高傑作のひとつと言われています。

オリジナルは1958年のフランスが舞台。

今回のリメイク版で は、2010年の日本が舞台。

ふたつの作品を見比べてみるのも、面白いですね。

死刑台のエレベーター出典:http://blogs.yahoo.co.jp/max_kenji_ss/16329024.html

監督とキャスト

監督は緒方明。

2000年の映画監督デビュー作「独立少年合唱団」で、第50回ベルリン国際映画祭でアルフレッド・バウアー賞を受賞。

他の監督作品としては、「いつか読書する日」、「のんちゃんのり弁」などがあります。

主演の時籐には阿部寛。

愛人の芽衣子役は、吉瀬美智子。

他にも、津川雅彦、柄本明、玉山鉄二、北川景子、熊谷真実、など、実力俳優が出演しています。

どのようにして時籐は、エレベーターから逃げ出すのか?

そして思わぬ方向に展開していくストーリーは、一体いかなる結末を迎えるのか…?

ここではネタバレはしませんよ~。

ぜひ本編を観て結末を確認して下さいね。

死刑台のエレベーターの動画を見る

ライター:のーす・うぃっち