1980年に花開いた新感覚映画、アミューズ製作作品5選

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今でこそ芸能プロダクション製作による映画はどこでも作っていますが、1980年代では珍しいことでした。
今回は、その道を切り開いた先駆者であるアミューズが手掛けた初期作品を紹介していきます。

サザンの名曲に乗せて送る青春ストーリー「モーニングムーンは粗雑に」

モーニングムーンは粗雑に出典:http://qq3q.biz/t87U

80年代に入るとMTVなどが流行し、若者たちの文化・ファッションは一変しました。そんな時代の雰囲気を漂わせる作品です。横浜を舞台に、男女の出会いの一日を描いたポップな作風です。
予告編です。

音楽を担当するのは、アミューズに所属するサザンオールスターズの桑田佳祐。当時発売されたアルバム「ステレオ太陽族」はこの作品のサウンドトラックでもあるようです。
http://ameblo.jp/hal-9000hn/entry-10584152653.html

モーニングムーンは粗雑にの動画を見る

富田靖子をスターに押し上げた「アイコ十六歳」

アイコ十六歳出典:http://www.jfbkk.or.th/Theater_201312_th.php

当時史上最年少の17歳で文藝賞を受賞した堀田あけみの同名小説を、自主映画出身の新人・今関あきよしが監督。オーディションで選ばれた新人・富田靖子を主演に迎えて送る青春映画です。こちらにもサザンオールスターズや原由子のソロ曲が使われています。
予告編です。

この映画には、オーディションの最終選考まで残った女の子たちも同級生役で女優デビューを果たしています。松下由樹もその一人でした。
http://cinema.pia.co.jp/title/5126/

深津絵里主演のサスペンスホラー「満月のくちづけ」

満月のくちづけ出典:http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/news/20061221/120297/?rt=nocnt

三宅裕司の製作総指揮による幻想的なホラーで、当時ブームだった小劇場の雰囲気も楽しめます。横浜郊外の女子高生・里絵は、美術教師・沢田にあこがれを抱いていた。沢田へ恋の呪文を唱えたつもりの里絵だったが、間違って悪霊を呼び出してしまう。
予告編です。

前年に「1999年の夏休み」で鮮烈なデビューを果たした深津絵里は、この作品では堂々と主演をはり、輝きを放っています。
https://filmarks.com/detail/26255

知る人ぞ知るホラーコメディ「バトルヒーター」

バトルヒーター出典:http://blog.livedoor.jp/thejunkmovie/archives/21663326.html

当時、ヒット曲を連発していた爆風スランプのパッパラー河合を主人公に、メンバー及びアミューズの所属俳優たちが大挙登場するホラーコメディです。
http://movie.walkerplus.com/mv26349/

こたつが人を食べるというなんとも言えない内容で、バブル時期だからできたといえるような作品ですが、結構、本気印の映画です。監督は、これが劇場用映画デビューとなる飯田譲治。後に「NIGHT HEAD」「アナザヘブン」などスタイリッシュな作品を連発して脚光を浴びる方で、その片鱗が垣間見られます。
http://blog.livedoor.jp/thejunkmovie/archives/17523351.html

桑田佳祐が監督に挑んだ大ヒット音楽映画「稲村ジェーン」

稲村ジェーン出典:http://www.billboard-japan.com/goods/detail/174526

80年代末から日本映画には、和田誠、北野武などの異業種監督が多数登場しましたが、桑田佳祐が初監督した「稲村ジェーン」はヒットということでいえば一番の注目作でした。主題歌の「真夏の果実」、サウンドトラックアルバム「稲村ジェーン」の大ヒット。作品の評価としてはおもわしくはありませんでしたが、今見ると当時の若者たちの姿を懐かしむことができます。
http://d.hatena.ne.jp/LACROIX/20100507/p1

ライター:入穂流夏