「御法度」を観て大島渚監督の世界を楽しもう。

 - 邦画

   

「戦場のメリー・クリスマス」の大島渚監督が表現する夢幻的な映像の世界です。新撰組の男達は新しく新撰組に入った美しい若者、加納惣三郎に魅了されます。男色の世界に入り、次第に狂気にむしばまれていく加納惣三郎は、ある男に思いを寄せるのでした。

松田龍平はこの映画がデビュー作です。

出典:http://urx.blue/Bk2x

大島渚に中学3年生の時に見初められ、映画に誘われたて「御法度」でデビューしました。とてもきれいな顔をしていますが、それだけではなくてとてもミステリアスな雰囲気も持っています。不思議感の漂う俳優です。そのまま何を考えているかわからない加納惣三郎役に反映しています。松田龍平の存在がこの映画の世界観・雰囲気を作っています。

惣三郎に魅了された男たちが交錯するストーリーです。

浅野忠信が演じる剣の達人で加納と同期の田代の役です。そして武田真治が沖田総司です。惣三郎と、この2人は心の中が見えません。映画の最後まで観ても、観た人それぞれの感覚で、惣三郎は沖田が好きだったんだと思う人もいれば、惣三郎はずっと田代を想っていたんだろうと思う人もいるでしょう。見ようによれば、新撰組の男達全員が惣三郎に魅了され、想っていたように見えます。

観終わった後の充実感を楽しんで下さい。

わかりやすいアクション映画やコメディ映画とは違い、雰囲気を楽しむ映画です。ワダエミのデザインのシックな衣装が、それを手伝っています。音楽は「戦場のメリー・クリスマス」の坂本龍一です。男色の世界にロマンみたいなものを感じるのは、もしかしたら女性だけかもしれませんが、たぶん自分達には理解できない嗜好に対する憧れでしょうか。もしかしたらこの映画は女性ファンの方が多いのかもしれません。どう感じるかお試し下さい。
最後のシーンが印象的で、しっとりした静かな気持ちになります。観終わった後にあなたも良い映画を観たなあと充実した気分になれるかもしれません。

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題名 御法度
監督 大島渚
出演 松田龍平
ビートたけし
制作年度 1999年
本編時間 100分
製作国 日本

ライター:danshi