きっと誰かに共感できる!「想いのこし」に描かれる愛

 - 邦画

   

大切な人を残して、また、やり残したことがあるまま死んでしまった者たち。
幽霊となった彼らの“想いのこし” を、成就させてくれる男がいたら…?

今回は、そんな2014年公開の日本映画「想いのこし」をご紹介いたします。
主演は岡田将生と広末涼子、監督は「ROOKIES」やドラマ版「世界の中心で愛を叫ぶ」などでおなじみの平川雄一朗。

“裏切らない監督” と“裏切らないキャスト” による上質な人間ドラマとなっています。

突然の改題

キー出典:http://www.cinemacafe.net/article/2014/07/02/24390.html

こちらの作品、原作は岡本貴也の小説『彼女との上手な別れ方』。製作当初は映画も同名のタイトルで公開予定でしたが、男女のラブストーリーを思わせる原題よりも、映画はより広い愛情を描いているとして異例の改題となりました。たしかに、愛の形は男女のものだけではありません。

主人公、本多ガジロウ(岡田将生)は金と女にしか興味のないお気楽男。そんな彼がひょんなきっかけで(目当ては金で)、死んでしまった笠原ユウコ(広末涼子)以下3人のポールダンサーと1人の運転手の“未練” を果たすため、彼らが生前届けられなかった想いを代わりに届けてあげるというストーリー。

死者たちの願いを通して、この映画にはさまざまな形の愛が描かれています。

信頼できる監督

omoinokoshi_2出典:http://kirei.woman.excite.co.jp/news/detail/20141113141534_cln47305

テレビドラマ出身の平川監督は2000年代初頭より、TBS系列を中心にさまざまな作品を手がけています。有名な感動作「世界の中心で愛を叫ぶ」、大人気の青春ドラマ「ROOKIES」では演出を担当し、長澤まさみと山田孝之主演作「そのときは彼によろしく」で映画デビュー。その後、劇団ひとりの処女小説「陰日向に咲く」を映画化、他にも「ラブコメ」「ツナグ」など、優れた原作を安定した演出で数多く映画化しています。

“笑って泣ける感動作” に定評のある監督ですので、どの作品も信頼して鑑賞することができます。
上記の作品が好きな方には、この「想いのこし」もきっと楽しむことができるでしょう。

誰に寄り添いますか

omoinokoshi_3出典: http://eiga.com/movie/79665/gallery/5/

結婚式を控えたまま死んでしまったルカ(木南晴夏)、マネージャーをしていた野球部のキャプテンに想いを寄せながら、伝えることが叶わなかったケイ(松井愛莉)、消防士としての職務を完了できなかったジョニー(鹿賀丈史)、10歳の息子を死んだ後も見守っていたいユウコ…。4人の幽霊たちそれぞれの“想いのこし”を叶えていく中、主人公ガジロウもまた自分自身や周囲の人間を見直していきます。

登場人物全員がそれぞれの“想い” を抱えるこの映画。誰に感情移入していくかは自由です。
状況は違えども、映画を観る観客それぞれの“想い” もまた、登場人物の誰かと重なるのではないでしょうか。

想いのこしの動画を見る

ライタープロフィール

七尾魚子
七尾魚子
ハリー・ポッターの大ファンで
新作が出る度に映画館に通ってます!

ホラーやスリラー映画も好きで
怖いのについつい見てしまい
いつも後から後悔しています・・・

ライター:七尾魚子