「アンナ・カレーニナ」人は不倫の代償を本当に理解できているのか?

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『スキャンダラスな女性の人生映画』の2回目は、ロシアの作家レフ・トルストイの代表作を映像化した「アンナ・カレーニナ」。キーラ・ナイトレイ主演で、舞台劇のようにセットが移動する独特な演出でストーリーが進んでいきます。監督は「プライドと偏見」のジョー・ライト。

政府高官アレクセイ・カレーニンの妻・アンナが若い将校アレクセイ・ブロンスキーと出会い、惹かれ合っていくも社交界では非難の嵐で……徐々に追い詰められていく様子を描いたストーリーです。

芸能界でも流行中の“不倫”がテーマ

アンナ・カレーニナ出典:https://peterviney.wordpress.com/film-theatre-reviews/anna-karenina/

最近芸能界では不倫の話が尽きないですが、不倫というのは芸能人に限ったことではなく、私たち一般人でもすぐ身近で起こる可能性が十分ありますよね。

『男の浮気と女の浮気は重さが違う』なんて話聞いたことありませんか?私としてはそんなのケースバイケースだろと思いますが、一般的には『女性の浮気は本気だ』なんて言われています。

この映画は女性側が不倫に溺れていくのですが、たしかに彼女は本気です。彼の子どもを妊娠するくらい本気です。しかし本気なら許されるわけもなく、アンナは社交界で非難されまくります。

『不倫はダメ』だと言っていたのに

アンナ・カレーニナ出典:http://urx2.nu/BOhF

最初は『こんなことダメなのよ……私は破滅するわ』と発言していたアンナ。ある日その言葉どおり、オペラハウスで社交界の人々に冷ややかな態度をとられ、誰も彼女を相手にしないという出来事が起こりました。これについては覚悟していただろうと思いきや、アンナは深く傷つき怒ります。

彼女は本当の意味で、不倫の代償をわかっていなかったのかもしれません。『ダメだとはわかっているけど……(やっちゃう)』と言う人の中には、具体的にどういう問題が起こるのか?そして自分はそれに耐えられるか?など、想像できていない場合があると思います。

アンナも、『パートナーを傷つけるからダメ』『世間に批判されるからダメ』など、不倫が良くない理由をいくら口では言えても、実際に周囲からバッシングをされることへの覚悟まではしていなかったのかもしれませんね。

不倫において愛は正義じゃない

アンナ・カレーニナ出典:https://social.shorthand.com/irlesjim/nyafvwZSt6/el-arca-rusa

アンナは将校との関係を『愛してしまったんだから仕方ない』と、どこかで正当化しているようでした。そしてこの物語は、不倫に対しての十分な覚悟がなかったからこその結末を迎えます。

『愛は正義』というような文句は、不倫の場合通用しません。周りに『不倫はダメだとわかっているけどやってしまう……』という方がいれば、ぜひこの映画をおすすめしてみてくださいね。

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ライタープロフィール

表ひつじ
表ひつじ
映画やライフスタイル記事を中心に執筆する新卒フリーライター。学生時代nanapiやSHERYLでライティング・編集を経験。アンニュイな映画やごちそう映画を中心に幅広く鑑賞します。

ライター:表ひつじ