第3章 『地域に愛される映画館として』~桜井薬局セントラルホール~

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―地元の映画館としての意義とは?


桜井薬局セントラルホール 遠藤 瑞知

桜井薬局セントラルホール支配人 遠藤 瑞知(えんどう みずとも)さん

遠藤 瑞知さん:当館の前のアーケード(商店街)は、休日ともなると1日に6万人もの人々が歩いているそうです。仮に1階でポスターを目にしたとして、なかなか3階までは上がってきてもらえません。いかに魅力的な映画の公開やイベントの実施で誘客するかは、常に考えています。

9月中旬に、昨年から仙台でも開催されるようになった難民映画祭(UNHCR/国連UNHCR協会主催)の上映会場になりました。日本では対岸の火事に思われてしまっている難民問題ですが、実は切実な問題として身近に迫っています。ぜひ、映画を見て問題意識を持って欲しいですね。

また、同時期に開催される仙台短編映画祭にも協力しています。若手映画監督が、短編から始まって長編を作れるようになったりするのを目の当たりにして、成長を見守ることができるのは嬉しいことだと感じます。

―功績のあった芸術関係者に贈られる宮城県芸術選奨(平成27年度)※ を受賞されました。


桜井薬局セントラルホール 遠藤 瑞知

遠藤 瑞知さん:メディア芸術部門の新人賞を団体(映画館)として受賞しました。映画に限らず様々なエンターテイメントを紹介してきたことが評価されたんだと思います。当館の代表である小野寺勉が、長年に渡り文化芸術の発信を続けてきた功績でもあるのではないでしょうか。映画館という商業施設の受賞も珍しいと思います。

―震災を乗り越え、開館40周年も近づいた今、これからの展望は?


桜井薬局セントラルホール 遠藤 瑞知

遠藤 瑞知さん:講演会以外にも多様なコンテンツ、アートなコンテンツを提供していきたいですね。シネマコンプレックスの先を行く、アートコンプレックス、アトコンを目指しています。

※宮城県芸術選奨
<芸術活動の奨励と振興のため昭和46年に設けられており,美術,文芸,音楽,演劇,舞踊,メディア芸術の各分野において,活発な創作活動を行い,優れた作品等を発表した個人,団体に贈られるものです。(県の公式サイトより)>
これまで、メディア芸術部門個人では、山内ジョージ、小野和子、荒木飛呂彦、いがらしみきお、宮藤官九郎、鹿野護、若松孝二、団体では特定非営利活動法人20世紀アーカイブ仙台など宮城県にゆかりのある人々が受賞しています。

映画みちゃお!の映画館情報

映画館 桜井薬局セントラルホール(合同会社仙台セントラル劇場)
客席数 154
音響 ドルビーSR
映写機 DCP 35mm
スクリーン 7.6m × 3m
住所 仙台市青葉区中央二丁目5番10号 桜井薬局ビル3F
TEL TEL 022-263-7868
FAX 022-263-7815
公式サイト http://www.sakura-centralhall.jp
代表 小野寺勉
支配人 遠藤瑞知
歴史 1979年(昭和54年)開館
2015年(平成27年)宮城県芸術選奨メディア芸術部門新人賞受賞

ライタープロフィール

映画みちゃお!取材担当

ライター:映画みちゃお!取材担当