「ミスター・ロンリー」不器用な人たちを描いた切ないヒューマンドラマ

 - 洋画

   

2007年にイギリス・フランス・アメリカ共同で製作された「ミスター・ロンリー」。監督は、「ガンモ」「スプリング・ブレイカーズ」でもメガホンをとり、脚本家・作家・俳優としても活動するハーモニー・コリンです。

有名人になりきることでしか生きていけない青年

ミスター・ロンリー出典:http://www.culturebrats.com/2013/04/a-beginners-guide-to-films-of-harmony_15.html

主人公は、パリの路上や老人ホームでマイケル・ジャクソンの物まねをして日銭を稼ぐ青年。彼はある日、仕事で老人ホームに訪れた際、マリリン・モンローの物まねをして生活をしている女性に出会います。彼女に誘われ、彼女が普段住んでいるスコットランドの古城に訪れた青年。そこでは、チャップリンやジェームズ・ディーンなどの有名人になりきった人々が生活していて、青年も彼らに受け入れられたものの……。

マイケルにそっくり!主人公を演じたのはディエゴ・ルナ

マイケル・ジャクソンの物まねでどうにか生活していた主人公を演じるのは、メキシコ出身の俳優ディエゴ・ルナ。彼は、ショーン・ペン主演の「ミルク」や、トム・ハンクス主演の「ターミナル」にも出演しています。今作では、ちょっと人付き合いの苦手そうな、純粋な青年を見事に演じています。そして、マイケルの物まねに関しても、見た目およびダンスともになかなかの腕前を発揮しています。

アーティスティックな映像に目を奪われる

この作品の楽しみ方のひとつとしてあげられるのが、こだわりを感じさせるアーティスティックな演出。観ている人の目に映像を焼き付けるかのようなスローモーションシーンや、完璧に完成された古城での非日常的な美しいシーンなど、どれもこれも絵になる場面ばかりです。シスターが空から落ちるシーンも、ドキドキの緊迫シーンであるにも関わらず、美しささえ感じさせる一コマになっています。

お茶目で可愛らしい演出や、アートを感じさせる映像が見どころの作品ですが、もちろんそれだけではなく、観終わった後に色々と考えさせられるヒューマンドラマです。

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題名 ミスター・ロンリー
監督 ハーモニー・コリン
出演 ディエゴ・ルナ
サマンサ・モートン
制作年度 2007年
本編時間 111分
製作国 イギリス・フランス

ライター:おれんじ