ターセム・シン監督の手掛ける戦慄のサイコスリラー「ザ・セル」

 - 洋画

   

2000年に公開された、ジェニファー・ロペス初主演のサイコスリラー「ザ・セル」は、精神世界を独創的な映像で表現した異色のスリラーです。犯罪者の心の中に入る女性心理学者の恐怖体験が大胆に表現されており、その映像の綺麗さも注目されている映画です。

サイコスリラーって……気になるあらすじは。

ザ・セル出典:http://www.celebuzz.com/photos/jennifer-lopez-6-favorite-film-roles/jennifer-lopez-the-cell/

心理学者のキャサリンは患者の治療のために最先端技術を使って精神世界に入ります。今担当しているのは昏睡状態にいる少年エドワードです。そんな中、世間では猟奇的殺人事件が起きており、その殺人犯の脳に入り、拉致女性の監禁場所を探り出してほしいとFBIから依頼を受けます。彼女の入った脳内は恐ろしく異様な世界で、いつしか犯罪者の虜となってしまい、現実との区別がつかなくなってしまいます。なんとか現実世界に戻って被害女性を救出したキャサリンは、その犯罪者を救おうと自分の脳に招き入れますが、彼を殺してしまいます。そして受け持つ患者も同じく招き入れ助け出そうとしますが……。

圧巻。グロテスクな映像表現。

変態異常犯罪者の脳内に入り込んで恐怖体験をするキャサリンですが、ストーリー展開に引き込まれることはもちろんのこと、なんといっても再現されるサイコ映像に目を奪われます。天井からガラス板が落ちてきて輪切りになる馬は、大変グロテスクで残酷な映像ですが、“キレイ”に映像化されています。他にも人間の腸を引っ張り出すシーンや死体を人形扱いするなど、本来は目をそらしたくなるシーンですが、逆にその表現映像に引き込まれてしまうところが映画の魅力の一つです。

ターセム・シン監督ってどんな人?

「ザ・セル」のメガホンをとったのは、インド出身のターセム・シン監督です。24歳でアメリカに渡った彼は、大学卒業後はMTVやテレビCMの演出などで活躍しています。CMでは、『ナイキ』や『リーバイス』、『ペプシ』などの大手のCMを手掛けてきているようです。そんな経歴を持つターセム監督の初監督映画「ザ・セル」は、斬新なストーリーと映像が美しいと称賛されています。独特な感性とズバ抜けたビジュアルセンスで誰も見たことのない映像表現を得意としており、「ザ・セル」に続く、他の監督作品「落下の王国」「白雪姫と鏡の女王」の美しい映像も見逃せません。

予想をはるかに上回るグロテスクな映像が繰り広げられますが、その映像の美しさと、心打たれるエンディングに大満足の映画です。

ザ・セルの動画を見る

題名 ザ・セル
監督 ターセム・シン
出演 ジェニファー・ロペス
ヴィンス・ヴォーン
制作年度 2000年
本編時間 107分
製作国 アメリカ

ライター:ニース