アメリカ初の有人宇宙飛行計画の詳細を描く「ライトスタッフ」 - 映画みちゃお!

アメリカ初の有人宇宙飛行計画の詳細を描く「ライトスタッフ」

 - 洋画

   

トム・ウルフのノンフィクション・ノベルを元に、アメリカが国の威信をかけて立案した有人宇宙飛行計画での宇宙飛行士たちと、飛行士になれなかったテスト・パイロットの孤独な姿を対比して描いています。3時間を越える大作で、アカデミー賞では作品賞を始め数多くの部門でノミネート。高い評価を得ました。

「ライトスタッフ」のあらすじの紹介

ライトスタッフ出典:http://urx2.nu/C7p2

1947年にテスト・パイロットであるチャック・イェーガーが音速の壁を突破。その後の有人宇宙飛行計画であるマーキュリー計画では、彼もその飛行士候補となるはずでしたが、大卒ではないということでハネられます。計画に選ばれた7人が派手な脚光を浴びながら訓練に励む中、イェーガーは黙々とテスト・パイロットを続けることに。宇宙飛行計画は障害を乗り越えて成功。ソ連に出遅れていたアメリカの宇宙計画はようやく軌道に乗るのです。

近代史を知る上で役立つ内容

1950年代から60年代にかけての冷戦下、アメリカにとってソ連の脅威は深刻であり、特にスプートニク1号による宇宙への進出は国民の多くがショックを受ける出来事でした。アメリカ政府の慌てぶりとその対策がこの作品の縦軸となっていて、アメリカの近代史の一面を知る上での教科書となります。また、テスト・パイロットのイェーガーのパートはサスペンスに富み、エンタテインメントとしても楽しめる部分です。

一匹狼イェーガーのカッコよさ

アメリカの国民的ヒーローとなった宇宙飛行士たちのキャラクターは、日本人には馴染みのないものだけに、そのドキュメントとして興味深いものがあります。しかし、判官びいきの強い人にとっては、禁欲的な一匹狼であるチャック・イェーガーの方に感情移入してしまうでしょう。彼を演じるサム・シェパード(劇作家として有名)にとってこれは俳優としての出世作となり、アカデミー賞にノミネートされました。
3時間を越える長さだというのに、見始めると時間を忘れる面白さです。宇宙飛行士の訓練の様子がこれまでの映画にはなかったくらい詳細に描かれ、記録映画を見ているような感覚に陥ります。

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題名 ライトスタッフ
ジャンル ドラマ
監督 フィリップ・カウフマン
出演 サム・シェパード
エド・ハリス
制作年度 1983年
本編時間 192分
製作国 アメリカ

ライタープロフィール

大地太郎
大地太郎
1920年代の古典作品から、フランス・ドイツ・イタリアの巨匠の作品、そしてアメリカン・ニューシネマまで、古い映画ならかなりの本数を見ています。特にハリウッドの黄金期の作品が気に入っています。

ライター:大地太郎