ミュージカル・スター、ジュディ・ガーランドのカムバック作「スタア誕生」

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ステージ活動に専念していたジュディ・ガーランドが久しぶりに銀幕に復帰した作品。歌って踊るそのエンターテイナーぶりは健在で、アカデミー賞主演女優賞にノミネート。惜しくも受賞は逃しましたが、後期の彼女の代表作と見なされています。

「スタア誕生」のあらすじの紹介

スタア誕生出典:http://blog.goo.ne.jp/goo221947/e/a8058a549444aec7802399a12eb8afce

ノーマン・メインはハリウッドの大スター。しかしアルコール中毒がひどく、仕事にもその影響が出始めていました。彼の舞台での失敗を上手くカバーしたのがジャズ歌手のエスター。ノーマンは彼女の女優としての資質を見抜き、相手役に抜擢。エスターはその映画で一躍スターとなり、ノーマンとは私生活でも結ばれます。エスターの人気はさらに沸騰してゆきますが、一方のノーマンの酒量は増すばかり。やがて悲劇が訪れるのです……。

スクリーンでの華やかさとは裏腹なジュディの素顔

「オズの魔法使」でスターになって以来、ジュディ・ガーランドはその愛くるしさと歌の上手さで人気を保ちましたが、私生活では覚醒剤を常用。精神的に不安定で、結婚・離婚を繰り返しています。その素行の悪さで所属していたMGMから解雇処分に。以来、ステージ活動だけが活動場所になり、ハリウッド映画界からは離れていたのです。

名作となったカムバック作

当時の夫だったシドニー・ラフトがプロデューサーとなって製作したこの「スタア誕生」は、監督に女性への演技指導で定評のある名匠ジョージ・キューカーを迎え、万難を排して作られました。公開されるや評判を呼び、ジュディはアカデミー賞にノミネート。ですが結局受賞には至らず、ハリウッドの辛い仕打ちに彼女は落ち込んだといいます。しかし、この作品はジュディ・ガーランドの魅力が充分に詰まった傑作であり、オスカーを取れなかったことなど、その歴史的価値からすると些細なことでしかありません。

何度もリメイクされたストーリーですが、このジュディ・バージョンが最高との定評があります。ミュージカル史上に残る傑作です。

題名 スタア誕生
監督 ジョージ・キューカー
出演 ジュディ・ガーランド
ジェームズ・メイソン
制作年度 1954年
本編時間 154分
製作国 アメリカ

ライター:suginaminoomitsu