1950年代を代表するSF作品「地球の静止する日」(1951)

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「地球の静止する日」は1951年にアメリカで発表されたSF映画作品です。当時の映画界に大きな影響を与えた作品であり、2008年にはキアヌ・リーブス主演でリメイク作品が作られヒットしたことでも知られています。

公開当時の時代背景をあらわした社会派映画

地球の静止する日(1951)出典:https://thecatholicgeeks.com/2015/07/23/classic-reviews-the-day-the-earth-stood-still/

公開当時の1950年代はアメリカとソ連による冷戦が行われていた時代です。核戦争の危機である社会情勢に対するメッセージがこの映画には含まれています。通常は敵として描かれることが多い宇宙人が、この映画では平和を訴えるキャラクターであるという設定は斬新であり、当時の映画の中では異彩を放っていました。

宇宙人クラトゥは地球上の闘争中止のために来訪

物語は宇宙人クラトゥが銀色のロボット・ゴートと一緒に地球に降り立つところから始まります。彼の目的は地球上の暴力的闘争を終わらせることであり、アメリカ合衆国の大統領に会見を申し込みますが断られてしまいます。クラトゥは交渉が可能となるよう自分の力を誇示し、地球の機能を30分制止させます。強大な力を危険視した地球人は軍隊を派遣し彼を攻撃してしまいます。

特撮効果だけでなくドラマを重視した作品

監督は名作映画「サウンド・オブ・ミュージック」や劇場版第一作「スター・トレック」などで知られているロバート・ワイズが担当しており、特撮だけでなくドラマを重視した作品を作ったところに監督の力量を感じることができます。この映画で描かれる地球人はいわば悪役であり、この当時行なわれていた米ソ冷戦のブラックな部分をうまく演出しているあたりはさすがです。

「地球の静止する日」は米ソ冷戦時代に製作されたSFサスペンス映画です。強いメッセージ性と斬新な設定が興味深い作品です。

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題名 地球の静止する日
監督 ロバート・ワイズ
出演 マイケル・レニー
パトリシア・ニール
制作年度 1951年
本編時間 92分
製作国 アメリカ

ライター:ファンキーゴリラ