「ズーランダー」コメディを裏付けるベン・スティラー監督の魅力

 - 洋画

   

シリアスからコメディも演じられるベン・スティラーは、役者としての才能だけでなく、監督としても才能を発揮している。

主役はファッションモデルのデレク・ズーランダー

ズーランダー出典:http://millaj.com/film/zoolander.shtml

ベン・スティラーが監督・脚本・主演とこなした「ズーランダー」はファッションモデルが主役のコメディ作品。男性ファッションモデルのトップスター、デレク・ズーランダー(ベン・スティラー)は4連覇をかけたモデル・オブ・ザ・イヤーでライバルのハンセル(オーウェン・ウィルソン)に負けてしまう。その上、失意の彼を慰めようとした友人を爆発事故で失い、モデル業界から引退を決意する。ファッションデザイナーのムガトゥ(ウィル・フェレル)はそんな中帰郷したデレクを利用して、ファッション業界に打撃を与えるマレーシアの首相の暗殺を企てていた。

個性的なキャストが送るおバカ映画

ズーランダー出典:http://pulseradio.fm/2016/02/11/tbt-zoolander-movie-review/

おバカ映画と称するのにピッタリな映画。映画の内容は実にくだらない。主役のデレクは頭が空っぽな男であり、ちょいちょい見せるカメラのキメ顔など男性モデルを卑下しているようにも見える。ストーリーもガソリンをかけ合う中でタバコをつけたり、ライバルが急に仲良くなったりし、『そんなバカな!』と感じるほどぶっ飛んでいる。
役者も個性的なメンツが勢揃い。オーウェン・ウィルソン、ウィル・フェレル、ヴィンス・ヴォーン、ミラ・ジョヴォヴィッチ。これらの名前を聞くだけで映画に対する期待値は高くなる。デヴィッド・ボウイ、ナタリー・ポートマンなどの錚々たるカメオ出演者を探すのもこの映画の楽しみだ。

ファッション情勢を上手く政治に絡めて描く手腕

ズーランダー出典:https://catholicgirlbloggin.net/2016/02/09/cgb-review-of-zoolander-2001/

しかし、様々なコメディ映画がある中でベン・スティラー監督の作品は物語に説得力がある。ファッション情勢を政治に絡めて描いてあり、要人を暗殺する理由や、『モデルは体を鍛えていて、かつカメラマンの指示に忠実で洗脳しやすい』といった理由からスパイとして適任である事などバカバカしい内容なのに理に適っているように思え、見ている方は違和感を得ずに映画に入り込める。

クライマックスで訪れる衝撃

ズーランダー出典:http://www.rogerebert.com/reviews/zoolander-2001

クライマックスの首相暗殺計画が行われるファッションショーで見せるのは、デレクが研究を重ねた必殺のキメ顔“マグナム”。それが繰り出されるときに感じる貴方の感想が、この映画を表現する一言になるだろう。
ベン・スティラーが作る映画は世界観などを真面目に取り組んでいて、それをコメディというオブラートに包む。内容がしっかりしている分、笑いに変えようとしているギャップがこの映画の魅力的なとこなのかもしれない。

ズーランダーの動画を見る

映画みちゃお!の映画情報

題名 ズーランダー
ジャンル コメディ
監督 ベン・スティラー
出演 ベン・スティラー
オーウェン・ウィルソン
制作年度 2001年
本編時間 89分
製作国 アメリカ

ライター:Gai1209