実はヘタレなデッカード。「ブレードランナー」に見るリドリー・スコット監督の男性観。

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ついに「ブレードランナー」(1982)の続編「ブレードランナー 2049」が公開となる。35年の時を経て、ハリソン・フォード演じるデッカードの雄姿を再びスクリーンで観られるとは! 

bladerunner出典:http://indianexpress.com/article/opinion/columns/a-blade-runner-for-our-time-sequel-2049-release-cult-science-fiction-4876373/

<ネタバレ注意>
「スター・ウォーズ / フォースの覚醒」(2015)で満を持しての復活となったハン・ソロは感涙ものだったが、同じくハリソン・フォード演じるデッカードはまさかまさかの再登場である。なぜ意外かと言えば、デッカードはほとんど何もしていないからである。
密かに地球に潜り込んだレプリカント(人造人間)を始末するのが、専任捜査官(ブレードランナー)の仕事。中でもデッカードは敏腕として知られ、引退していたにも関わらずかつての上司に呼び出され、新たな捜査に参加することになったのである。ところが、追っていた4人のレプリカントのうち一人目こそ自らの捜査で見つけ出したが、残りは向こうから勝手に現れるか、別の事件を発端にたまたま見つけ出したようなものである。さらに言えば、ろくに始末もしていない。

ちなみに4人のレプリカントの末路は…
①ゾーラ(女性):逃げるところを背後からデッカードに射殺される。
②リオン(男性):デッカードを殺す寸前にレイチェル(レプリカント製造会社秘書)に射殺される。
③プリス(女性):死闘の末、デッカードに射殺される。
④ロイ(男性) :寿命により死亡。

bladerunner出典:https://chrissieham.wordpress.com/2015/05/01/throwback-blade-runner-1982/

そう! デッカードが始末したレプリカントは4人中2人で、どちらも女性。レプリカントたちのリーダーだったロイに至っては、自らの寿命を悟り、追い詰めたデッカードに止めを刺さすことなく死んでいくのである。
結果的に4人のレプリカントは死ぬ。しかし、デッカード!あんたほとんど何もしていないじゃないか!!  まるで、犯人が自殺するまで何もできない金田一耕助と同じである。

 リドリー・スコット監督は「ブラックレイン」や「グラディエーター」「アメリカン・ギャングスター」など、格好いい男も描くのに…

ということで「ブレードランナー 2049」でのデッカードの活躍が楽しみで仕方がない。

ブレードランナーの動画を見る

映画みちゃお!の映画情報

題名 ブレードランナー
ジャンル SF
監督 リドリー・スコット
出演 ハリソン・フォード
ルトガー・ハウアー
制作年度 1982年
本編時間 118分
製作国 アメリカ

ライター:R4-D4