ブラッド・ピットが演じて指揮する「フューリー」がつまらないわけがない!

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ブラッド・ピットのプロデューサーとしてのこだわりがつまった作品「フューリー」

フューリー出典:http://www.gamespark.jp/article/2014/10/28/52592.html

俳優としても、プロデューサーとしてもアカデミー賞に何度もノミネートされているブラッド・ピット。単なるイケメン俳優の枠を超え、「映画人」としての地位も確固たるものになってきている。そのブラッド・ピットが製作総指揮を手掛け、主演も果たしたのが本作「フューリー」だ。

映画にはその映画の核になるセリフというものがある。この作品の核となるセリフは、ブラッド・ピット演ずるウォーダディーの「理想は平和だが、歴史は残酷だ」というもの。この言葉はブラッド・ピットが退役軍人にインタビューしたときに退役軍人が語った一言で、戦争の愚かしさや矛盾にみちた状況を表現したものとして、ブラッド・ピットの心に深く突き刺さったものだった。経験者が語る言葉の重さ、その一言を多くの人に届けるために作られたのが本作ではないだろうか。

脚本・監督はデヴィッド・エアー。彼も兵士の経験があり、戦争は「つらく、こわいもの」と評している。一兵士としてのむき出しの感情を感じる言葉。実体験に基づくこの二つの感情を表現したのがフューリーなのだ。リアルでない訳がない。戦争をしなくなって数十年、早くも戦争の惨さ・恐ろしさを忘れかけた私たち日本人にこの作品は大きなショックを与え、問題を突き付けてくる。

戦車が主役。戦車に愛着を感じ、戦車の意外なもろさに驚く作品

フューリー出典:http://www.gamespark.jp/article/2014/10/28/52592.html

「フューリー」というのは戦車の名前。ウォーダディーのチーム5人が乗り込む戦車の名前で、意味は「怒り」。
この名前が主砲に白いペンキで書かれている。乗り手の戦車に対する愛着が感じられるワンシーンだ。
この戦車のなかで5人はともに戦い、絆を深めていく。

戦車というと、鉄壁の装甲に守られた動く安全地帯という印象もあるが実はそうではない。敵の攻撃を受けてハッチが吹き飛んだり、キャタピラが千切れたり、車体に穴が開いたり燃えてしまったり。その中に閉じ込められ、最前線に送り込まれる恐怖はいかばかりだろうか。何しろ小回りはきかないし脚も遅い。その戦車と運命を共に戦う5人の姿は、歩兵や艦隊の乗組員とはまた違った様相だ。狭く息苦しい空間での恐怖感は、戦車以外では感じられないものだろう。その分、戦車は一緒に戦う仲間のような存在だ。

運命の交差点で立往生するフューリー。戦争の現実に言葉を失くす

フューリー出典:http://www.gamespark.jp/article/2014/10/28/52592.html

フューリー他戦車隊は敵の侵攻を食い止めるため、とある交差点を死守するよう命令を受け交差点に向かうが、その途中で他の戦車は攻撃を受け大破。残ったフューリーだけが交差点に向かうが、その交差点に到着したところで対戦車地雷を踏んで動けなくなってしまう。たった1台の戦車と5人だけの仲間、そこに敵の300人もの大隊が進行してくる。逃げなければ確実に負ける戦い。その時彼らのとった行動とは・・・。

愛国心よりも恐怖心よりも、彼らが最後に選んだものはなんだったのか。そして彼らに戦争は何をもたらしたのか。平和な毎日を謳歌する日本人だからこそ、観てほしい作品だ。

フューリーの動画を見る

映画みちゃお!の映画情報

題名 フューリー
ジャンル 戦争
監督 デビッド・エアー
出演 ブラッド・ピット
シャイア・ラブーフ
制作年度 2014年
本編時間 135分
製作国 アメリカ

ライター:てんてんにゃんた